グリコのロゴ。ゴールインポーズが有名な菓子メーカーのデザイン
グリコ
Glico · 大阪府大阪市
江崎グリコは1922年創業の日本を代表する総合食品メーカーで、「ポッキー」や「プリッツ」など世界的ブランドを展開し、栄養と喜びを届けることを企業理念としています。
デザイン情報
ブランド概要
江崎グリコ株式会社は1922年に江崎利一が大阪で創業した総合食品メーカーです。「ポッキー」「プリッツ」「アイスの実」「パピコ」など日本国民に愛される商品を多数展開しています。創業時から「栄養」と「おいしさ」を両立させることを使命とし、国内市場にとどまらず世界30カ国以上でビジネスを展開するグローバル食品企業へと成長しました。菓子・食品・乳業・冷菓の4事業を柱に、年間売上高は約4,000億円規模を誇ります。
創立年
1922年
本社所在地
大阪府大阪市
業種
食品
ロゴの歴史
グリコのロゴの中心を成す「ゴールインマン」は1935年に誕生しました。ゴールテープを切って両手を高く上げて走る人物像は、グリコを食べた子どもが元気に育つというブランドメッセージを体現しています。当初は白黒でしたが、時代とともにカラフルに進化し、1980年代以降は赤と白のダイナミックなデザインとして定着。大阪・道頓堀の巨大ネオン看板は1935年の設置以来、幾度もリニューアルしながら大阪の象徴として現代に輝き続けています。
デザイン哲学
グリコのロゴデザインは「躍動感」と「喜び」を最大の核心としています。ゴールインマンのポーズはゴールテープを切る瞬間の達成感と全身で喜びを表現する普遍的な姿であり、食べることで力と幸せを得るというブランドの本質を視覚化しています。シンプルでありながら力強いシルエットは幅広い年齢層に即座に認識される強力なビジュアルアイデンティティを作り上げており、90年以上経った現在もその普遍的な訴求力は失われていません。
カラー分析
グリコのブランドカラーであるグリコレッドは情熱・エネルギー・食欲増進を象徴する色として戦略的に選択されています。赤は視覚的に最も注目を集めやすい色であり、店頭での商品視認性を高める実用的な効果も持ちます。オレンジは赤の持つ力強さに明るさと親しみやすさを加え、子どもから大人まで親近感を抱かせる温かみを演出します。ホワイトはこれらの有彩色を引き立てるクリーンな背景として機能し、衛生感・信頼感・品質の高さを視覚的に保証する役割を担っています。
グリコレッド
#CC0000
オレンジ
#FF6600
ホワイト
#FFFFFF
大衆の認知
グリコは「いつでもそばにある安心の日本ブランド」として老若男女に深く愛されています。道頓堀のゴールインマン看板は大阪の顔として国内外の観光客に知られ、ポッキーを軸にした11月11日「ポッキーの日」のSNSキャンペーンは毎年話題を集めるなど、現代的なブランドコミュニケーションでも高い存在感を維持しています。
中小企業への設計インサイト
グリコのロゴから学べる最大の教訓は「動きのあるシルエットの普遍的な力」です。複雑な説明なしに一瞬でポジティブな感情を伝えるゴールインマンは、優れたロゴがいかに抽象的な概念を具体的なビジュアルに昇華できるかを示しています。ビジネスへの応用として、自社のブランド価値を体を使った動作で表現できないか考えることが有効です。また道頓堀看板の事例は、ロゴを単なる印刷物にとどめず体験型ランドマークへと進化させることでブランド資産を何十倍にも高められることを示す貴重なケーススタディです。
